3/16 『膵臓がん患者と家族の集い』ミニレクチャー
前回の「集い」は61名の参加で盛大に開催されました。当日のミニレクチャー録画を公開します。
2022年4月に、局所進行膵癌(手術不可の場合に限る)に対して、重粒子線・陽子線治療が保険適用となりました。それまでは自己負担金約300万円が必要なので躊躇していた患者さんも、治療の機会を得ることができるようになったのです。
この治療法について、「膵臓がん患者と家族の集い」でも多くの質問が寄せられているので、ミニレクチャーとして、「膵臓がん患者と家族の集い」のサポーターの方から講演をしていただきました。
===========目次============
- 0:00 インストラクション
- 03:13 タイトル
- 03:21 はじめに
- 04:54 今までに多かった質問
- 05:23 1.粒子線治療とは何ですか?
- 06:49 2.適用条件は何ですか?
- 11:05 3.粒子線の特徴は?
- 14:18 4.重粒子線と陽子線のどちらを選べば良いですか?
- 17:49 5.治療可能な拠点病院などはどこですか?
- 19:43 司会のまとめ
次回開催
次回は5月19日(日)14:00~
同じ大田区産業プラザPiOで開催します。詳細はもうしばらくお待ち下さい。
『膵臓がん患者と家族の集い』設立の趣旨
『膵臓がん患者と家族の集い』は会員制の組織ではありません。その都度、自由に参加し、交流していただけます。
がん罹患数予測に寄れば、毎年39,800人の方が、膵臓がんになると予測されています。(2017年)そしてその数は徐々に増えています。
そして膵臓がんの年間死亡数予測は、34,100人です。罹患数の86%もが亡くなっています。膵臓がんが「がんの王様」と言われる所以です。
しかし、年間の全てのがんの罹患数が約100万人ですので、膵臓がん患者は4%にしか過ぎません。
そのため、乳がんなどのように、同病の方に会う機会も少ないし、患者どうしが集まる場もほとんどありません。
- 膵臓がんだと言われたが、どのように情報を集めれば良いのでしょうか
- 近くに膵臓がん患者もいないので、話のできる機会がない
- 「もう治療法はない」と言われたが、本当でしょうか?
- 抗がん剤の副作用対策、みなさんどうしてる?
- 主治医とのコミュニケーションが取れず、関係がよくありません
- 知人から代替療法を勧められているが、効果はあるのでしょうか
- 家族は患者にどのように接すれば良いのでしょうか
- 仕事もできなくなり、家計がたいへんです
- 遺された家族の想いを聞いて欲しい
このような悩みは、病院ではなかなか話しずらいし、主治医の先生も忙しそうで、言い出せません。しかし、患者や患者を抱えている家族どうしでなら、忌憚なく話すことができます。
そうした悩みを抱えている、膵臓がん患者と家族・遺族の方が集まる、情報交換とくつろぎの場を設けたいとの考えで開催いたします。
「患者会に参加したこともないし、どんな雰囲気なのか不安?」という方。
大丈夫ですよ。初対面の患者や家族同士、5分も経たないあいだに旧友のように打ち解けて歓談しています。
みなさまのご参加をお待ちしております。
運営サポーター:一同
参加資格
膵臓がん患者と家族、遺族
「膵臓がん患者と家族の集い」は事前登録制です。「集いでの約束」ページを読んで同意の上お申し込みください。