よく利用されている補完代替医療

『膵臓がん患者と家族の集い』に参加されている患者は、どのような代替医療を利用しているのでしょうか。

下のグラフは、これまでに『膵臓がん患者と家族の集い』に参加された方のデータです。

よく使われている代替療法

やはり多いのが漢方。十全大補湯がよく使われています。これは主治医が処方してくれるものと、患者が漢方薬局で購入する場合があります。

ハイパーサーミアと丸山ワクチンが同じ程度です。

免疫細胞療法と低用量抗がん剤治療もよく利用されていますね。

がんワクチンが続き、意外と少ないのが放射線治療である重粒子線とトモセラピーです。膵臓がんには放射線は効きにくいことを反映しているのでしょう。

その他の項目の詳細は、酵素療法、プラズマ療法、びわの葉温灸、牛蒡子茶、黒ニンニク、ニンジンジュース、瞑想、サイモントン療法など、多彩なものを利用されているようです。

患者のステージとしては、

病期(ステージ)

ステージⅣで手術できない方が55%で、ステージⅡ、ステージⅢと続きます。膵臓がんの特徴で、ステージⅡでも再発や転移が高い確率で起きます。

患者としては、なんとか再発・転移を予防することができないかと、さまざまな代替療法を試してみるのです。

腫瘍の位置は、やはり膵頭部が多いですが、約半数の方が膵体部と膵尾部に原発腫瘍を持っています。

原発巣の部位

『膵臓がん患者と家族の集い』に参加された方のデータですが、一般の膵臓がん患者さんでもほぼ同じ傾向だと思います。

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