2月11日の集いも盛況でした。

昨日の『膵臓がん患者と家族の集い』、おかげでたくさんの方に参加していただきました。

まさじさんの自家がんワクチン療法についての講演では、皆さん興味津々で多くの質問がありました。

住宅ローンにがん特約をつけていたので、35年の住宅ローンが3年間払っただけでチャラになった。私としては宝くじに当たった気持ちです、との説明には、会場からどっと笑いが起きました。

膵臓がんになったことは不運すが、それを肯定的にとらえるまさじさんの生き方には、皆さんが共感していました。

他の免疫細胞療法は、効果が出ている限り延々と続けなくてはなりませんが、自家がんワクチン療法は1クールだけでおしまいです。

もちろん100%効果があるとしたものではありませんが、約半数の患者には何らかの効果があると言われています。

介護士という職業柄、たくさんの「死」をみつめてきたまさじさん。しっかりと自分なりの死生観をお持ちのようです。

今は、奥さんから禁止されていた四足動物の肉も食べ、好きなことをし、酒もタバコも再開したということで、がんになってからの人生を楽しんでいるとおっしゃいました。

こういう生き方もいいのではないでしょうか。がんとの付き合いは、自分の価値観に従って進めれば良いのです。

講演の後、まさじさんはたくさんの参加者に囲まれて、熱心に説明を続けておられました。

その後はいつものように、患者さん同士の情報交換会です。今回は幼いお子さんを連れたお母さんが2人参加されておりました。

『膵臓がん患者と家族の集い』の趣旨は、いかなる治療法についても否定も肯定もしないという立場です。しかしそれは、さまざまな代替療法について何も考えないということではありません。

多くの膵臓がん患者も同様に、自分にとって適用できる標準治療以外の治療法を求めているのです。こうした治療法についての情報を提供し、採用するかどうかは参加した患者さん自身に考えていただく、推薦はしないが拒否もしない。こうした立場で様々な講演や情報提供活動をこれからも続けてまいります。

次回4月14日は、サンデー毎日に丸山ワクチンの連載記事を書かれた、ジャーナリストの森省歩氏の講演を予定しております。ご期待ください。

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