すばらしかった大津秀一先生の講演

第19回『膵臓がん患者と家族の集い』が、8月31日に開催され、約110名の膵臓がん患者と家族、ご遺族が参加されました。

緩和ケア医 大津秀一先生が「膵臓がんの緩和ケア~これでかはおさえておくこと~」の演題で講演をされ、参加者は熱心にメモをとるなどして聴いていました。特別ゲストとして、腫瘍内科医 押川勝太郎先生、「丸山ワクチンとがんを考える会」の丸山達雄氏も参加していただき、参加者の質問や相談に丁寧にお答えいただきました。

講演される大津秀一先生

先月膵臓がんを告知されたばかりの方は、「まだショックから抜け出せず、ほとんど知識がありません。皆さんから話を伺いたい」と言います。確かに、腫瘍マーカーの種類、その基準値などもよくは分かっておらず、熱心に情報を集めていました。 怪しげな治療法に引っかからないためにも、がんと言われたら「がん情報サービス」で知識を得ること、できるなら『膵臓がん患者と家族の集い』のような、同じ癌の患者の集まりに参加して、実際に闘病している患者の声を聞くことが重要です。

ご主人が4月に膵臓がんと言われた20歳代の女性は、上のお子さんたちを預けて、生後2ヵ月の赤ん坊を連れて参加されました。多くの方が励まして話しをされていました。

大阪から初めて参加されたいっこさんは、明和病院園田医師の抗真菌剤を併用した抗がん剤治療によって、CA19-9が劇的に下がり、原発巣も大きくなっていないと、嬉しそうに話してくれました。この抗真菌剤療法は臨床試験として行っているのですが、何人かの参加者がいっこさんを捕まえて真剣に質問をされていました。

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